眼鏡

眼鏡は角膜頂点と眼鏡まで13mm程度(離れすぎ近づきすぎは良くない)の距離があるのでなれが必要です。よってあまり古い眼鏡を5年〜10年と長期間使用しているのは良くありません。

眼鏡の種類

  • 近視眼鏡
  • 遠視眼鏡
  • 老眼鏡
  • 二重焦点眼鏡(遠用+近用 境目あり)
  • 累進眼鏡(遠用+近用 境目なし)
  • 中近眼鏡(中間+近用 境目なし)車運転不可
  • 近近眼鏡(中間+近用 境目なし)車運転不可

就学時前の眼鏡(3歳〜6歳 3歳児健診を含め)

通常視力は3歳頃より測定可能となります。正確な視力測定は3歳児健診時からです。この時期から小学校の入学時までに視力はほぼ決まります。不同視・強度遠視・斜視は視力発達の妨げとなる疾患です。そのために、3歳児健診があります。この時期にしっかりと子供さんの視力を確認し、異常があれば、治療してください。この時期に視力がでないと大人になって治療しても視力はでません。7歳〜10歳までに視力は固定します。

小学生・中学生・高校生の眼鏡

小学生・中学生・高校生で遠視の生徒は受験勉強などで近見の時間が長いと眼精疲労を発症し、眼痛・肩こり・頭痛も発症します。その場合遠視眼鏡を装用することにより、集中力がつき眼精疲労等症状が減少します。

小学生で近視が半年程度で進行するのは、体の成長によるものであって、眼鏡を装用したため近視が進行するのではありません。逆に眼鏡を装用する時期を逃がしてしまいかえってよくありません。

通常、近視は

  • 小学生 25%
  • 中学生 50%
  • 高校生 75%

程度といわれています。残った25%程度が遠視・正視のまま大人になります。ですから、近視の程度に応じて適切な眼鏡を装用すべきなのです。

一般に小学生では、低学年は0.7以上 高学年では0.8以上の裸眼視力があれば、眼鏡使用でなくてもよいです。ただし、小学生は近視が進行する速度は早いので、できれば半年ごとの視力測定がのぞましいです。

近視の程度にもよりますが、軽い近視 ー2.0Dまでならば眼鏡装用は授業中でもかまいません。なぜならば、近視眼鏡の装用はー2.0Dの近視なら見える像の縮小率は6%程度で、脳の機能上7%までは可能です。そのため、ー2.0D以下では常時装用する必要はありません。

35歳〜45歳の眼鏡

35歳〜45歳の軽い遠視では、遠視眼鏡を装用することにより、近見時の補助の役目をし、眼精疲労は軽減します。

中高年の眼鏡

中高年で近見・パソコン作業の多い場合、中近眼鏡または近近眼鏡が重宝します。老眼鏡だけでは、近作業の距離のみにあっているので、上体をパソコンの画面に近づける必要があり、不便を感じます。累進眼鏡の場合、ある程度の上下幅が必要ですので、あまり幅の狭いフレームは不向きです。どうしても、累進の眼鏡がなれない場合遠用眼鏡(例えば、車運転用)とパソコン用眼鏡の2種類の眼鏡を使い分ける手段もあります。その場合、パソコン用と近用のほぼ中間値で処方します。

中高年以上の眼鏡

60歳以上で初めて、累進レンズの使用はかなりの慣れが必要になるのでできるだけ避けるべきです。

通常老眼の度数はおおよそ65歳以上からはあまり進行しません。ただし、白内障が進行すると水晶体の膨化により近視化し、以前の眼鏡があわなくなります。眼鏡の変更が必要になります。眼鏡が以前に比べ全くあわなくなった場合、白内障が進行した可能性があります。眼鏡を変更される前に眼科受診し白内障の程度を把握されることをお勧めします。

白内障手術後約3ヶ月程度で眼内レンズは嚢内固定されますので、眼鏡処方は可能です。以後術後眼鏡の度数は極端には変化しません。

眼鏡店の指定はありませんが、眼鏡作成後の度数の確認は必ず行っています。